生活習慣病にならないために。|田守クリニック|JR芦屋駅近く|外科・内科・日帰り手術なら田守クリニック

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医療コラム

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生活習慣病にならないために。

近年、生活習慣病が増加であり、先進国を中心に深刻な問題となっています。

生活習慣病は高血圧、糖尿病、脂質異常、心臓病、脳血管疾患、がんなどが該当します。

日本人の3大死因はがん、脳血管疾患、心疾患ですが、これらすべての発症にも生活習慣病は関係してきます。

これらの病気は長期間にわたる不健康な生活習慣が原因となり、早期に対策を講じることが重要です。

病気によって割合は異なりますが、病気の発症には遺伝的要因が30%、生活習慣などの環境要因が約70%影響すると言われています。

遺伝的要因は変えることはできませんが、遺伝子検査の結果などでリスクが高くても必ず発症するというわけではありません。環境要因でもある生活習慣を変えることで発症リスクを軽減できる可能性は高いとする研究もされています。健康な生活習慣を築くことで、生活習慣病を予防することができます。

 

以下に、生活習慣病にならないためのポイントをいくつかご紹介します。

 

1.バランスの取れた食事

食事は私たちの健康に大きな影響を与えます。多様な食材を摂り入れ、野菜や果物、穀物、たんぱく質をバランスよく摂取しましょう。また、遺伝的な要因や体質に基づいて、個別に合った食事管理を行うことが重要です。例えば、糖尿病予防のためには糖質を制限し、高血圧予防には塩分摂取を抑えた食事が効果的です。

食事の質を向上させることで、生活習慣病のリスクを減少させることができます。

 

2.適度な運動

運動は生活習慣病予防に不可欠です。運動を行うことで、体重をコントロールし、血糖値や血圧を正常に保つのに役立ちます。また、運動によって血流が改善されることで、心臓や血管の健康維持にもつながります。週に数回、有酸素運動や筋力トレーニングを取り入れることで、体力や代謝が向上するだけでなく生活習慣病予防にもなります。

 

3.ストレスの管理

心理的なストレスは生活習慣病のリスクを増加させる要因です。ストレスを感じると体はコルチゾールやアドレナリンなどのストレスホルモンを放出します。これらのホルモンが長期的に放出されることで、高血圧や高血糖、高コレステロールなどの生活習慣病を引き起こすリスクを高めます。また、ストレスが溜まることで、多くの人が過食、喫煙、アルコール摂取増加などの不健康な生活習慣に走りやすくなります。適切なリラックス方法やストレス解消法を見つけ、日常のストレスを軽減しましょう。ヨガや瞑想などが効果的ともいわれています。

 

4.適切な睡眠

睡眠は生活習慣病予防に欠かせない要素です。睡眠時の呼吸障害や不眠症などが生活習慣病との関連性が指摘されており、睡眠の質を向上させるための方法を取り入れることが大切です。質の良い睡眠は免疫力や体調維持に欠かせません。毎晩適切な時間を確保し、良質な睡眠を心がけましょう。

 

5.定期的な健康チェック

生活習慣病は、初期段階では通常自覚症状がほとんどなく、気づきにくい傾向にあります。症状が現れる頃には、血液検査でも明白な異常値が示されることも少なくありません。また、健康状態や生活習慣は変化する可能性があるため、定期的な健康診断や健康チェックを受けることで、早期に病気の兆候を発見することができます。専門家のアドバイスを受けながら、適切な検査を受け予防策を最新の情報に基づいて調整していくことが重要です。

 

6.禁煙と飲酒の制限

タバコや過剰な飲酒は生活習慣病のリスクを高める要因です。飲酒に関しては、定期的に休肝日をつくることでも血液データ上でも改善を認めるケースがあります。禁煙や飲酒の制限を心がけることで、健康を保つ手助けとなります。

 

生活習慣病は、長期的な生活習慣が原因となるため、日々の小さな選択が健康に大きな影響を及ぼします。自分自身の健康を大切にし、バランスの取れた生活を心がけることが、生活習慣病予防の第一歩です。

田守クリニックでは、生活習慣病に関するご相談もお受けしています。お気軽にご相談ください。