外科|田守クリニック|JR芦屋駅近く|外科・内科・日帰り手術なら田守クリニック

〒659-0093兵庫県芦屋市船戸町3-18
Tel.0797-21-2286
ヘッダー画像

外科

外科|田守クリニック|JR芦屋駅近く|外科・内科・日帰り手術なら田守クリニック

カレンダーのアイコン W
E
B

一般外科について

擦り傷

一般外科は、家庭では対応しきれない外傷や良性の腫瘤、腹部の急性疾患などを扱う診療科です。
生活上で生じる切り傷、すり傷、やけど、床ずれなどの外傷、動物・虫の咬み傷や陥入爪といった化膿性疾患、腹部の急性疾患や粉瘤(ふんりゅう)・脂肪腫などの良性腫瘤も治療対象となります。
このように一般外科の扱う疾患は幅広く、種類も多岐にわたります。お困りのことがあれば、まずはお気軽にご相談ください。

一般外科でよくみられる症状と疾患 

  • けが(切り傷、すり傷、皮膚が裂けた傷、刺し傷、咬み傷)
  • やけど(熱傷)
  • 褥瘡(床ずれ)
  • 粉瘤・脂肪腫
  • ほくろ・いぼ
  • 巻き爪・陥入爪

お悩みや困りごとがありましたら、何でもお気軽にご相談ください。

一般外科の主な外傷と疾患

切り傷

鋭利なものに皮膚が接触すると切り傷が生じることがあります。
浅い表皮だけの切り傷であれば、出血があっても、通常、しばらく圧迫することで血が止まり、縫合の必要はありません。しかし屋外でのけがや汚れたものでの切り傷は、化膿する危険性がありますので、生理食塩水や水道水でよく洗浄します。
動物の引っ掻き傷など汚染創の場合は、加えて抗生剤を内服します。皮膚の土台となる真皮(しんぴ)成分が、完全に切り離れている切り傷は、大きく傷口が開き、皮下脂肪(黄色)や筋肉(赤色)、骨(白色)が見えてしまうこともあります。この場合は、きちんと縫合しないと傷が開いた状態が長く続き、日常生活に支障がでてきます。
受診して損傷した組織を適切に処置してください。

すり傷

すり傷は、まず傷口の砂や泥などを水道水で洗い流し、きれいにすることが重要です。石鹸でよく洗うことも良いでしょう。一方、傷口が大きかったり、深かったりするときには、速やかに受診して下さい。
治療では、まず傷口を洗い、砂やアスファルト、小石やガラス片などが埋まり込んでいないかを確認します。これらは膿みや黒茶色の傷あとの原因になるので確実に取り除きます。このような手当てで、いったん傷口は出血したり、痛々しくなったりしますが、とても大切な治療です。

打撲創(挫滅創)

打ち身(打撲)など強い力が加わることで生じる傷で、交通事故や転倒、スポーツ競技などで多くみられます。出血が多く認められる場合は、速やかに受診してください。
治療では傷口についた砂利などの汚れを落とし、できるだけきれいに縫合します。
砂利などの異物の除去は、受傷後早ければ早いほど良いといわれています。その後は、塗り薬による外用療法や創傷被覆材を用いた治療を行います。
皮膚が欠損している場合や皮膚の一部が壊死している場合は、手術療法や局所陰圧閉鎖療法が必要になることもあります。

刺し傷

鋭いものが刺さって生じる傷で、傷口は小さく、深いことが特徴です。ナイフや包丁、釘、針、アイスピック、鉛筆、竹などによる刺し傷が多くみられます。
浅い刺し傷は問題が出ることは少ないですが、症状は部位によって大きく異なります。手や足の刺し傷で、腱(すじ)や筋肉が切れると、手・足・手の指・足の指の動きが悪くなることがあります。
神経が切れれば、先端の知覚が鈍くなったり、動きが悪くなったりします。太い血管が切れてしまうと大出血を起こします。肺に傷が達すると呼吸困難となり、腹部は内臓に達すると腹膜炎や腹腔内出血を起こし、緊急手術が必要となります。
浅い刺し傷は刺さったものを抜き、傷口を水道水で洗うだけで問題ありません。深い刺し傷は、刺さったものを抜かずに速やかに受診してください。

熱傷(やけど)

日常生活で多い外傷は熱傷(やけど)です。熱湯やアイロン・暖房器具・蒸気の出る電化製品などやけどの危険性は多く潜んでいます。やけどは、皮膚に高温の液体や固体が一定時間以上接することで生じるもので、火炎や爆発などでも生じる場合もあります。また、比較的低い温度(44~60度)で生じる低温熱傷もあります。この他、薬品(酸、アルカリ溶液など)による化学熱傷や電流(家庭電源、落雷など)による電撃傷などもあります。
原因としては、やかんやポットのお湯、てんぷら油、お茶やコーヒーなど高温液体によるものや、アイロンやストーブなど熱性固体の接触が多く見られます。幼児の熱傷では炊飯器やポットの水蒸気の噴出口や、ヒーターの吹き出し口に触れてしまうケースが増えています。
やけどをしたら、流水で15~30分程度しっかり冷却することが大切です。衣服を着た状態の場合は、衣服の上から冷やしましょう。水ぶくれがある場合は出来るだけ破らないようにしましょう。放置すると水ぶくれが破れて細菌感染することもありますので早めの受診をお勧めします。

巻き爪、陥入爪

巻き爪は、爪が横方向に曲がり爪の下の皮膚をつかむように巻いている状態をいいます。陥入爪は爪の両端から爪が皮膚に食い込むことで炎症や腫れ、疼痛が生じます。傷が化膿してしまうこともあります。巻き爪と陥入爪が合併して起こることも少なくありません。
予防には正しく爪を切ることが有効です。食い込んでいる爪を斜めにカットすると、爪が伸びるときに再び食い込むため、爪の角を残してカットすることをお勧めします。また、靴の選択や足の衛生管理などフットケアも大切です。早期治療を望まれる場合や、爪矯正などの保存的治療が無効な場合には皮膚科を受診していただく場合がございます。

粉瘤(ふんりゅう)

一般的に「脂肪のかたまり」と呼ばれる病気で、体中のどこにでもできる良性の皮下腫瘍です。皮膚の上皮成分が皮内や皮下に落ちて袋を形成し、その中に垢や脂がたまってできた固まりが粉瘤です。
多くは数ミリ程度の盛り上がった状態から次第に大きくなり、数センチほどの半球状になることもあります。皮膚が破けると膿汁と臭い粥状の固まりを排出します。膿を出そうと無理に圧迫すると、袋が破れて脂肪織内に散らばり慢性化してしまうこともありますので、内容物を無理に排出することは避けて早めに受診してください。

ほくろ・いぼ

ほくろは良性腫瘍の一種で、表皮にメラニン色素を生成するメラノサイトが集まり、黒色斑になります。隆起したもの、平らなもの、毛が生えているものなど様々です。生まれつき皮膚の広範に色素性母斑がみとめられるものは、巨大色素性母斑と呼ばれます。
一般的ないぼは足の裏に多く、免疫力低下により粘膜がウイルスに感染して生じるといわれています。顔や首などに出現する老人性のいぼ(老人性ゆうぜい)から足の裏にできるいぼ(尋常性ゆうぜい)まで種類も様々です。治療は電気やレーザーで全体を焼き取る方法もありますが、当院ではメスなどを使用して切除します。