CVポート
CVポート
中心静脈カテーテルの一種で、点滴の管を皮膚の下に埋め込むことで薬剤を投与できるようにするものです。
点滴を接続するためにポートと呼ばれる小さなポンプがついており、これらをすべて体内(皮膚の下と血管の中)に埋め込んでしまいます。
埋め込んだ後は、ポートの部分を体の外から専用の針で刺すだけで点滴が可能となります。
ポート部分のサイズは、100円硬貨程度で、本体は、左右どちらかの胸の皮膚の下に埋め込みますが、腕に埋め込むこともあります。
CVポートの埋め込みには手術が必要です。
在宅医療で経静脈投与を必要とする患者様や、化学療法目的で中心静脈ポート造設を必要とされる患者様に対し、当院では日帰り手術でCVポート造設を行います。
日帰り手術の場合、入院して手術を行う場合と比べて入院費がかからないため料金も半額程度となります。
CVポートをお考えの患者様はどうぞお気軽にご相談下さい。
また、CVポートの適応のある患者様を診療されている施設、医療機関様からのご依頼も承っております。
お電話にてお問い合わせください。
医師からの説明後に同意書をお渡しします。
診察では、お薬(飲み薬、貼り薬)やアレルギーの有無の確認をします。中止する必要のあるお薬がある場合は、医師の指示に従って中止してください。お薬が決まった期間中止できていないと、CVポートを留置することができません。
他の病院や診療所で処方された薬があれば、内服しているお薬が確認できるよう、お薬手帳などをお持ちください。
ポート手術の日程を決定します
予約したお時間に来院をお願いします。
【当日の注意事項】
・食事についての制限はありません
・中止する薬以外のお薬は当日内服してきてください
・手術前に気持ちを落ち着かせるような薬剤を投与しますので、車・バイク・自転車などご自身で運転する必要があるものでの来院は避けてください
・鎮痛剤などの屯用のお薬を飲まれている方は持参してください
検査着に着替えます。
体温、血圧など必要な検査を行い問題なければ手術を行います。
手術は通常、局所麻酔で行います。
手術時間は状態によって異なりますが、約30分~1時間で終了します。
手術後は、リカバリールームでお休みいただき、問題がなければその日のうちにお帰りいただけます。