◆痔ろう手術：くりぬき法
肛門を閉じる働きをする筋肉を最大限に温存する手術方法です。当院では、日帰り手術で行います。事前に来院し診察や検査を行います。手術日に来院いただき、主に局所麻酔で手術を行います。経過観察のため、通院が必要です。比較的軽い症状の疾患が対象になります。

粉瘤（アテローム）は、自然に治ることはありません。また、気になって潰したり触ったりすると、炎症や感染症を起こすリスクも高まります。炎症を起こしてしまうと、切除範囲が大きくなったり、取り残したりする可能性がありますので再発の原因にもなります。

当院では、粉瘤の日帰り手術を行っております。

局所麻酔で、患者様の身体のご負担を最小限に抑えて手術を行うことができます。粉瘤の手術は、健康保険が適用されます。
手術は、診察で粉瘤、脂肪種などとの鑑別に注意しながら粉瘤であるかどうかを確認してから行います。
局所麻酔をかけて、粉瘤にメスで切開を加え、膿を出します。必要に応じて通院しながら、炎症が落ち着いてから約1ヶ月後に再手術を行います。再手術から約1週間後に、抜糸を行い治療は終了となります。

脂肪腫(リポーマ)とは、皮下に発生する腫瘍の中では最も多くみられる良性の腫瘍です。
皮下組織にみられる浅在性脂肪腫と、筋膜下、筋肉内、筋肉間にみられる深在性脂肪腫があります。40～50歳代に多くみられます。女性や肥満に多いといわれています。
背部、肩、頸部（くび）などに現れることが多く、上腕、でん部、大腿など四肢にもみられることがあります。痛みなどの症状は無く、皮膚がドーム状に盛り上がり、柔らかいしこりとして認められます。
大きさは数ミリ程度の小さなものから直径が10センチ以上に及ぶものまで様々です。
治療は手術による脂肪腫の摘出で、再発することはまれです。

当院では、脂肪腫の日帰り手術を行っております。

麻酔注射と切開麻酔を注射し、できものの直上の皮膚に切開を加えます。
腫瘍の摘出腫瘍を摘出します。
できものを取り除いた部分は空洞になり血が溜まりやすいため、しっかりと止血や縫合を行います。
手術から約1週間後に、抜糸を行い治療は終了となります。